ガソリン中毒(読み)ガソリンちゅうどく(その他表記)gasoline poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガソリン中毒」の意味・わかりやすい解説

ガソリン中毒
ガソリンちゅうどく
gasoline poisoning

ガソリンの蒸気を多量に吸入すると,頭痛,吐き気,耳鳴り,胸部熱感などの中毒症状が現れる。口から飲み込んだときは上部消化管の刺激症状を引起し,嘔吐の結果,しばしば気管内に吸引される。ガソリンは表面張力が低いので,ごく少量が肺内に入っても広範囲に広がり,肺水腫や肺炎を起す。したがって大量に飲んだときには,肺に入らないよう注意して胃洗浄を行う。また,植物油と塩類下剤を与えて毒物の吸収を妨げる。肺刺激症状が出現したら,副腎皮質ホルモン,陽圧酸素吸入,抗生物質の投与を行う。

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