ガルベ(その他表記)Richard von Garbe

改訂新版 世界大百科事典 「ガルベ」の意味・わかりやすい解説

ガルベ
Richard von Garbe
生没年:1857-1927

ドイツのインド学者。ケーニヒスベルク大学チュービンゲン大学で正統バラモン哲学を講じた。ベーダ学,六派哲学研究に優れ,主著としては,サーンキヤ哲学に関する最初の本格的な研究書《サーンキヤ哲学》(1894),《サーンキヤとヨーガ》(1896)等がある。日本のインド学者,仏教学者の中には,宇井伯寿をはじめ,彼に師事し,その堅実な文献学を学んだ人が少なくない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む