キム・ジョンハン(読み)キム・ジョンハン(その他表記)Kim Jyǒnghan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キム・ジョンハン」の意味・わかりやすい解説

キム・ジョンハン(金廷漢)
キム・ジョンハン
Kim Jyǒnghan

[生]1908.10.20. 慶尚南道,東莱
[没]1996
朝鮮・韓国の作家。号,ヨサン (樂山) 。 1930年渡日。その後,教師業のかたわら農民文学を書き始め,1936年,短篇『寺下村』で『朝鮮日報』新春文芸に当選以後,旺盛な抵抗精神から現実告発的な作品を数多く発表した。一時,創作から遠ざかったが,『砂原物語』 (1966) で復帰,おもにナクトン (洛東) 江流域の農民を描き続けている。 1949~74年,釜山大学校教授。主作品『落日紅』 (1956) ,『人間団地』 (1971) など。

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