現代外国人名録2016 「キム・メジャ」の解説
キム・メジャ
金 梅子
Kim Mea-ja
- 職業・肩書
- 舞踊家,振付師 創舞会(チャンムフェ)主宰,創舞(チャンム)芸術院理事長,北京舞踊大学名誉教授
- 国籍
- 韓国
- 生年月日
- 1943年5月31日
- 出生地
- 朝鮮・江原道(韓国)
- 学歴
- 梨花女子大学大学院修了
- 受賞
- 山本安英賞〔2000年〕,日韓文化交流基金賞〔2000年〕
- 経歴
- 12歳からダンスを始め、韓国伝統舞踊のルーツをなす宮廷舞踊、仏教舞踊、民俗舞踊、シャーマニズム舞踊や伝統音楽を修得する。1960年代から韓国舞踊革新運動の担い手として新しい舞踊の創造を始める。梨花女子大学(教授)で韓国全土に散在するムダンと呼ばれるシャーマニズムの宗教舞踊を研究。その後ニューヨーク大学でダンスを学ぶ。’76年“舞踊に関する論文を書いた大学院卒の踊り手”を入団の条件に創舞会(チャンムフェ)を創設。’85年には韓国で初めてのダンスのための小劇場“ポスト”を開場し、以来毎年ダンスフェスティバルを主催する。’88年のソウル五輪では開閉会式を彩る伝統舞踊の演出・振付けに携わる。世界各国で公演し、’88年東京国際演劇祭にチャンム・ダンス・カンパニーを率いて来日。その後、韓国初のダンスセンター、創舞(チャンム)芸術院を設立、理事長を務める。韓国舞踊研究会初代理事長。’96年秋国際交流基金の招きで日本に滞在。’99年戦前の日本で“半島の舞姫”とうたわれた舞踊家・崔承喜の足跡を追うドキュメンタリー映画「伝説の舞姫 崔承喜」(藤原智子監督)に主演。数々の優れた作品を国内外で発表し、海外でも高い評価を受ける。主な創作作品に「息」「絹の道」「舞・その神明」「チュンボンⅠ」「チュンボンⅡ」「空の目」「沈清」「氷の川」「春香」「光」など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報