キャッシュ・フロー分析(読み)キャッシュ・フローぶんせき(その他表記)cash flow analysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャッシュ・フロー分析」の意味・わかりやすい解説

キャッシュ・フロー分析
キャッシュ・フローぶんせき
cash flow analysis

財務分析手法の一つで,会計上の利益概念よりもキャッシュ・フロー (現金の流れ) という概念のほうが合目的的な場合に行なわれる分析のこと。たとえば,将来利用することができる現金残高を予測する現金予算管理においては,キャッシュフローによる分析が効力を持つ。また証券分析分野でも,短期的な負債に対する支払い能力を見る指標として1株当たりのキャッシュ・フローが利用される。さらに,企業の資本予算決定の際もキャッシュ・フロー分析は有効である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android