ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キュドネス」の意味・わかりやすい解説
キュドネス
Kydonēs, Dēmētrios
[没]1397/1398. クレタ島
ビザンチンの神学者。ネイルス・カバシラスに学び,テッサロニカで高等教育を受けたあと,諸皇帝のもとで要職を歴任。カトリック信仰に改宗 (1360) 。トマス・アクィナスの『神学大全』をギリシア語に訳したほか,アウグスチヌス,アンセルムスらの著作もギリシア語に翻訳した。ほかに書簡集,演説,小論文など多数の著作がある。
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