キュドネス(英語表記)Kydonēs, Dēmētrios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キュドネス」の意味・わかりやすい解説

キュドネス
Kydonēs, Dēmētrios

[生]1324頃
[没]1397/1398. クレタ島
ビザンチンの神学者。ネイルス・カバシラスに学び,テッサロニカ高等教育を受けたあと,諸皇帝のもとで要職歴任。カトリック信仰に改宗 (1360) 。トマス・アクィナスの『神学大全』をギリシア語に訳したほか,アウグスチヌス,アンセルムスらの著作もギリシア語に翻訳した。ほかに書簡集,演説,小論文など多数の著作がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android