キュマンジュ石(読み)キュマンジュせき

最新 地学事典 「キュマンジュ石」の解説

キュマンジュせき
キュマンジュ石

cumengeite

化学組成Pb21Cu20Cl42(OH)40・6H2Oの鉱物。正方晶系,空間群I4/mmm, 格子定数a1.5065nm, c2.4436, 単位格子中2分子含む。八または六八面体結晶。らん青色,半透明,ガラス光沢,条痕天青色。劈開{101}に良好,{110}に明瞭。硬度2.5, 比重4.70。薄片では青色,屈折率ω2.041, ε1.926,一軸性負。銅・鉛鉱床の酸化帯でボレアイトや擬ボレアイトの結晶面上に成長。日本では和歌山県串本町で銅・鉛鉱脈が海水と反応して形成。名称はフランスの鉱山技師E.Cumengé(1828~1902)にちなむ。

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