日本大百科全書(ニッポニカ) 「キルシュワッサー」の意味・わかりやすい解説 キルシュワッサーきるしゅわっさーKirschwasser ドイツ語 サクランボを発酵させてつくる蒸留酒。単にキルシュともいう。キルシュはサクランボ、ワッサーは水または酒を意味する。通常は小粒で糖分の高い野生種のブラックチェリーを摘み取ってつぶし(種子までつぶすことがある)水を加えて発酵させる。大部分は単式蒸留機で蒸留する。キルシュワッサーは、貯蔵し熟成することにより品質は向上するが、着色を嫌うので、磁器かガラスの容器を使い、樽(たる)詰めはしない。多くはリキュールの製造原料になる。[原 昌道] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例