くちい(読み)クチイ

精選版 日本国語大辞典 「くちい」の意味・読み・例文・類語

くち・い

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 これ以上飲み食いできないほど腹がいっぱいである。満腹である。
    1. [初出の実例]「鼻の下のくちいが肝腎(かんじん)、定めて大分取れるであろ」(出典浄瑠璃那須与市西海硯(1734)一)
    2. 「お昼はお腹が満(クチ)くて喰べられない」(出典:平凡(1907)〈二葉亭四迷三四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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