腹一杯(読み)ハライッパイ

デジタル大辞泉 「腹一杯」の意味・読み・例文・類語

はら‐いっぱい【腹一杯】

(副詞的にも用いる)
たくさん食べて、もうこれ以上腹に入らないこと。「腹一杯になる」「腹一杯詰め込む」
思う存分。
お国が―の我儘を働くうち」〈円朝怪談牡丹灯籠
[類語]満腹くちいたらふく

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精選版 日本国語大辞典 「腹一杯」の意味・読み・例文・類語

はら‐いっぱい【腹一杯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 副詞的にも用いる )
  2. 食べたり飲んだりして、食物や酒などが腹に十分満ちるさま。たらふく。
    1. [初出の実例]「君子と云者は食もはら一ぱいあくほどはくわぬぞ」(出典:玉塵抄(1563)二二)
  3. 思う存分。
    1. [初出の実例]「しょろしょろ水に藺のそよぐらん〈凡兆〉 糸桜腹いっぱいに咲にけり〈去来〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)五)

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