腹一杯(読み)ハライッパイ

デジタル大辞泉 「腹一杯」の意味・読み・例文・類語

はら‐いっぱい【腹一杯】

(副詞的にも用いる)
たくさん食べて、もうこれ以上腹に入らないこと。「腹一杯になる」「腹一杯詰め込む」
思う存分。
お国が―の我儘を働くうち」〈円朝怪談牡丹灯籠
[類語]満腹くちいたらふく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹一杯」の意味・読み・例文・類語

はら‐いっぱい【腹一杯】

〘名〙 (副詞的にも用いる)
① 食べたり飲んだりして、食物や酒などが腹に十分満ちるさま。たらふく。
※玉塵抄(1563)二二「君子と云者は食もはら一ぱいあくほどはくわぬぞ」
② 思う存分。
※俳諧・猿蓑(1691)五「しょろしょろ水に藺のそよぐらん凡兆〉 糸桜腹いっぱいに咲にけり〈去来〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android