鱈腹(読み)たらふく

精選版 日本国語大辞典 「鱈腹」の意味・読み・例文・類語

たら‐ふく【鱈腹】

〘副〙 (「鱈腹」は当て字) 腹一杯。あき足りるほど。堪能するほど。
※三体詩絶句鈔(1620)四「是も何となう景を云た様な句なれども、懐王の故事をたらふく用る也」
小僧神様(1920)〈志賀直哉〉六「仙吉は見得も何もなく、食ひたいやうにして鱈腹に食ふ事が出来た」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「鱈腹」の意味・読み・例文・類語

たら‐ふく【×鱈腹】

[副]たくさん飲み食いするさま。腹いっぱい。「餅を鱈腹食う」
[補説]「鱈腹」は当て字。
[類語]満腹くちい腹一杯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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