共同通信ニュース用語解説 「クマの被害」の解説
クマの被害
クマが市街地などに出没し、人や農林業に与える被害。環境省によると、日本に生息するのは北海道のヒグマ、本州・四国のツキノワグマの2種類で、34都道府県に分布。人里へ下りて住宅街で餌を探す「アーバンベア(都市型のクマ)」も増えている。背景には、人口減少や高齢化に伴う(1)中山間地域での人間活動の低下(2)里山の利用の縮小(3)耕作放棄地の拡大-などが指摘されている。環境省は2023年度にクマによる人的被害が過去最多となったことを受け、24年4月、国が捕獲や調査を支援する「指定管理鳥獣」にクマを追加した。
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