20世紀西洋人名事典 「クリスチャンビルケラン」の解説
クリスチャン ビルケラン
Christian Birkeland
1867.12.13 - 1917.6.15
ノルウェーの物理学者。
元・クリスティアニア大学教授。
クリスティアニア生まれ。
クリスティアニア、パリ、ボンの各大学で学び、1898年にクリスティアニア大学物理学教授となった。電磁理論、電気振動、太陽の黒点観測など広範囲に物理学の基礎の研究を行い、1903年には技師エイデとともに高電圧のアークに対する磁場の影響について実験し、空中窒素固定法(ビルケラン=エイデ法)の最初の特許を得て、翌年工業化に成功した。’05年にはノルウェー水力電気肥料会社で大規模に生産し、製品はノルウェー硝石と呼ばれ、アンモニア合成法が工業化されるまで続けられた。’17年に来日中に東京で自殺した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報