クルチウス・ルフス(その他表記)Curtius Rufus, Quintus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルチウス・ルフス」の意味・わかりやすい解説

クルチウス・ルフス
Curtius Rufus, Quintus

1世紀中頃のローマ歴史家。『アレクサンドロス大王歴史』 Historiae Alexandri Magni Macedonis (10巻) の著者。第3巻のフリュギア進軍からあとが現存ギリシア原典に基づいて,史的批判よりもむしろ幻想的,絵画的,あるいは扇情的な描写をねらいとしており,劇的構成,いきいきとした細部,みごとな修辞などからみて,歴史よりはむしろ小説近い

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android