世界の観光地名がわかる事典 「クルンクン」の解説 クルンクン【クルンクン】Klungkung インドネシアのバリ島東部、デンパサルから40kmほどのところにある小都市。インドネシアがオランダの支配下に入る前のバリ島の小王国時代、クルンクン王国の王都が置かれていた。この王国は、バリ島の正統王朝スマラプラ王朝、スマラプラ王国とも呼ばれ、1908年にオランダにより滅亡した。町の中心部に、「浮かぶ宮殿」といわれた当時のクルタゴサ(Kerta Gosa)宮殿が蓮(はす)の池に囲まれて再建されている。この宮殿の一部はのちに裁判所として使用された。この裁判所跡の天井にはバリの細密画の元となった「カマサンスタイル」で描かれた壁画が残されているほか、王族の遺品やバロンダンスの衣装、古代の出土品などを展示している博物館がある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報