クロム雲母(読み)クロムうんも

最新 地学事典 「クロム雲母」の解説

クロムうんも
クロム雲母

chromphyllite

化学組成K(Cr, Al)2(AlSi3O10)(OH, F)2 2八面体雲母鉱物の一種白雲母の八面体AlのCr置換体。単斜晶系,空間群C2/c,格子定数a0.532nm,b0.907,c2.050,β95.6°,単位格子中4分子含む。エメラルドグリーンガラス光沢,硬度3,劈開{001}に完全,比重2.88。光学的二軸性負,2V31°,屈折率α1.619, β1.669, γ1.673。多色性強。1997年にロシアのバイカル湖地域から発見され新種となった。Crを含み緑色の白雲母はfuchsiteと呼ばれ,その和名がクロム雲母とされることがあるが,含クロム白雲母とすべきである。

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クロムうんも
クロム雲母

fuchsite ,chromemica

白雲母のAlをCrが一部置換した変種の雲母。薄片中ほぼ無色,しかし厚いと多色性あり,屈折率・多色性α1.559~1.572, X無色~淡緑青;β1.595~1.604, Y黄緑;γ1.595~1.612, Z暗青緑,2V(-)54°~70°, 光分散rv明瞭。雲母珪岩・雲母片岩中,まれに片麻岩・苦灰岩中に産出。Cr>Alとなった雲母はchromphylliteで,こちらをクロム雲母と呼ぶべきであり,この亜種はフクサイトとして使われている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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