百科事典マイペディア 「クーポン広告」の意味・わかりやすい解説 クーポン広告【クーポンこうこく】 商品の割引券や見本請求券付きの広告のことで,切り取って使う形式の切符(クーポン)を新聞・雑誌に刷り込み配布する。メーカー・クーポンと小売クーポンがあり,新規購入者の開拓・市場占有率の保持・小売店の協力が得やすくなるなどの効果をねらったもの。広告情報の受け手はこれらを切り取って小売店へ持参したり,メーカーに送るなどして所定の金額を割り引いてもらったり,商品見本を入手する。 米国では早くから普及し,おもに日用品の分野で広く用いられているが,日本では1987年10月,公正取引委員会が雑誌への運用基準を示したのを皮切りに,新聞公正取引協議委員会の決定により,1990年10月1日から新聞本紙での掲載が可能となった。さらに1991年4月1日からは折込み広告へのクーポン広告掲載が認められた。しかし回収率は米国の2%に対して,まだ1%にも満たないのが現状である。→広告代理業 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by