クーポン

デジタル大辞泉 「クーポン」の意味・読み・例文・類語

クーポン(〈フランス〉coupon)

切り取って使用する券。回数券など。
乗車券・指定券・宿泊券などを一つづりにしたもの。また、一定条件で利用できる割引券優待券。「クーポン券」
債券利札。また、そこに表示された利息のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「クーポン」の意味・読み・例文・類語

クーポン

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] coupon ) 本体から切り取っては使用する紙片をいう。
  2. 債券の利札、回数券、景品券、配給券、観覧券などの切取式切符。〔舶来語便覧(1912)〕
  3. 鉄道、バスなどの乗車券や指定旅館の宿泊券などを一つの組にしたもの。
    1. [初出の実例]「クーポンのセコンドクラスの切符所有者たるに過ぎない私達を」(出典:ソ聯十日(1946)〈正宗白鳥〉)
  4. 信用販売における商品購入切符など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「クーポン」の意味・わかりやすい解説

クーポン

〈切り取る〉という意のフランス語couperから生まれた用語。本来利札をさすが,現在は一般に信用販売機関が発行する購買券,旅行業者が交通・宿泊・観光機関と予約し利用者に発行する周遊券,旅館券などのほか,商店等が配布する割引券類もクーポンと呼ばれる。なお米国では広告の一部にクーポンが刷り込まれ,それを持参すると小売店等で商品が割り引かれたり商品見本がもらえるクーポン付き広告が広く行われている。日本でも新聞雑誌等で行われているが,まだ規模は大きくない。
→関連項目クーポン広告

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

投資信託の用語集 「クーポン」の解説

クーポン


利息支払いのための利札(りさつ)のこと。利息自体をさすこともある。通常は債券と一緒に印刷されている。利息が支払われる「利払日」が、この利札を1枚ずつ切り離して利払いを受付けることになっている。

出典 (社)投資信託協会投資信託の用語集について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android