グエラッツィ(その他表記)Francesco Domenico Guerrazzi

改訂新版 世界大百科事典 「グエラッツィ」の意味・わかりやすい解説

グエラッツィ
Francesco Domenico Guerrazzi
生没年:1804-73

イタリア・リソルジメント期の政治指導者。20歳代から多く愛国主義的な歴史小説を発表して名を高める。また,マッツィーニらの青年イタリア運動ともつながりを持つ。1848-49年にはトスカナ地方の革命運動の指導者のひとりとなり,49年3月トスカナ臨時政府の独裁執政官に選ばれる。革命敗北後は当初亡命を拒否し,15年の刑を宣告されるが,その後コルシカ,サルデーニャ王国へ亡命した。
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関連語 柴野

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グエラッツィ」の意味・わかりやすい解説

グェラッツィ
Guerrazzi, Francesco Domenico

[生]1804.8.12. リボルノ
[没]1873.9.23. チェチーナ付近
イタリアの小説家。 1832年と 33年に政治的理由で,逮捕投獄された。その間の自伝的作品が,代表作『フィレンツェ包囲戦』L'assedio di Firenze (1836) 。

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