20世紀西洋人名事典 「グスタフエクマン」の解説
グスタフ エクマン
Gustav Ekman
1852 - 1930
スウェーデンの海洋学者。
業績としては、1876年にバルト海海洋観測の際に滴定法で海水の塩分を計ったこと、北海海洋調査でスカゲラック海峡域のニシンの回遊が海況の変化によることの発見、ニシンの大漁年と水温、塩分、プランクトンの変化との関係との発見などがある。また、スウェーデン国王オスカー二世に国際海洋研究会議(現在の国際海洋探査協議会)の設立を進言し、1901年にオスロでの第一回会議を経て、’02年コペンハーゲンで正式に発足させた。この組織は海洋学における国際協力、合同観測の基礎を確立した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報