デジタル大辞泉 「グディニア」の意味・読み・例文・類語 グディニア(Gdynia) ポーランド北部の港湾都市。バルト海に面し、同国随一の港湾をもつ。グダニスク、ソポトとともに「三連都市」とよばれる大都市圏を形成。第一次大戦後、ドイツ支配下のダンツィヒ(現グダニスク)に対抗し、ポーランド政府が港湾都市として整備した。市庁舎、裁判所、集合住宅群などの近代建築が多い。漁業が盛んなほか、造船所、海軍基地、水族館、海洋関係の研究機関などがある。グディニヤ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「グディニア」の意味・わかりやすい解説 グディニアぐでぃにあGdynia ポーランド北部、バルト海に面するポモジェ県の港湾都市。グダニスクの北15キロメートルにあり、中間のソポトを含む3市の市街地が帯状に連なり、コナベーション(連接都市)を形成している。人口25万5400(2001)。1920年までは人口1300の小さな漁村にすぎなかったが、ポーランドがドイツ支配下のダンツィヒ(現グダニスク)に対抗するために建設した新しい都市で、海軍基地をもち、ポーランド有数の港湾に発展した。漁業基地となっているほか、造船所、穀物サイロ、冷凍施設、水産加工施設が市内にあり、海洋関係の研究教育機関も多い。[山本 茂] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例