グライヒシャルトゥング(その他表記)Gleichschaltung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グライヒシャルトゥング」の意味・わかりやすい解説

グライヒシャルトゥング
Gleichschaltung

ナチスの政権掌握 (1933) に伴って開始された,中央政府への一連の政治的,経済的,イデオロギー的権力集中過程を総称していう。均制化とか強制的同質化と訳される。国民の基本的人権剥奪,地方自治の破壊,議会の有名無実化,ナチ党以外の政党解散,抑圧,労働組合など職能団体の解体一元化等が,ナチ党員のテロルを追認する形で次々と合法化され,既成事実となっていった。これによって,党と国家の二元的支配の上に超絶するヒトラー独裁が完成された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 人権

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む