グラズーノフ(読み)ぐらずーのふ(その他表記)Александр Константинович Глазунов/Aleksandr Konstantinovich Glazunov

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グラズーノフ」の意味・わかりやすい解説

グラズーノフ
ぐらずーのふ
Александр Константинович Глазунов/Aleksandr Konstantinovich Glazunov
(1865―1936)

ロシアの作曲家。幼くして楽才を示し、バラキレフに認められてリムスキー・コルサコフの個人指導を受けて、2年足らずのうちに16歳で交響曲第1番を完成。1882年の初演は大成功で、五人組の後継者としての地位を得た。作品出版を引き受けたベリャーエフとともに西ヨーロッパ各地を巡り、リストに出会ってその指揮で交響曲第1番が演奏され、国外でも有名になった。1899年からペテルブルグ音楽院教授、1905年同院長、22年初の「人民芸術家」の称号を得る。ロシア国民楽派とチャイコフスキーら西欧派を総合し、ロシア的特性と優れた形式感を備えたアカデミックな作風をみせ、オペラ以外のあらゆる分野に多くの作品を残している。とくにリストの影響を受けた交響詩や九つの交響曲に優れ、バレエ音楽『ライモンダ』(1898)、『四季』(1901)も名高い。

[益山典子]

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