グリーンボンド(その他表記)green bond

デジタル大辞泉 「グリーンボンド」の意味・読み・例文・類語

グリーン‐ボンド(green bond)

地球温暖化対策や再生可能エネルギー事業などのグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行される債券。2008年に世界銀行が初めて発行。発行体は国際機関から国・地方公共団体・民間企業まで多岐にわたる。グリーン債。→グリーンウォッシュ債権

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関連語 債権

共同通信ニュース用語解説 「グリーンボンド」の解説

グリーンボンド

環境対策に必要な資金を、債券市場を通じて調達する新たな仕組み。2008年に世界銀行が初めて発行。投資家の環境意識の高まりに伴って規模が拡大している。資金の使い道は再生可能エネルギー導入や省エネ対策、生物多様性保全持続可能なごみ処理水資源の管理などの環境分野に限定される。発行元の企業にとっては環境問題への取り組みをアピールできる利点もある。

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知恵蔵mini 「グリーンボンド」の解説

グリーンボンド

温室効果ガス削減や環境対策など、気候変動問題に取り組むプロジェクトに必要な資金を調達するために自治体や企業が発行する債券のこと。2008年11月14日に国際復興開発銀行がスウェーデンコロナ建グリーンボンドを発行したのがその始まりと言われている。欧米では世界銀行が同債券を発行するなどの進展が見られるが、日本国内での取り組みは限定的だった。16年10月2日、小池百合子東京都知事は都がグリーンボンド発行を計画していることを明らかにし、日本での同債券発行を主導していく考えを示した。

(2016-10-4)

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