20世紀西洋人名事典 「グレースバンブリー」の解説
グレース バンブリー
Grace Bumbry
1937.1.4 -
米国のメッゾソプラノ歌手。
ミズーリ州セント・ルイス生まれ。
大卒後、ロッテ・レーマンについて声楽の勉強を本格的に始め、奨学金を得てヨーロッパに留学。1960年パリ・オペラ座でビゼーの「カルメン」等を歌ってデビューし、大成功を収めた。’61年黒人歌手として始めてバイロイト音楽祭で「タンホイザー」のヴェヌスを歌い絶賛された。’62年パリ・オペラ座の日本公演に参加して初来日。後、ザルツブルク音楽祭、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座等で歌う。声量も豊かで艶のある輝かしい声質の持ち主。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報