最新 地学事典 「グロスピダイト」の解説
グロスピダイト
grospydite
グロシュラー・単斜輝石・らん晶石を主成分鉱物とし,ほかにルチル・コランダムなどを伴うポイキリティック,ネマトブラスティックな中~粗粒の岩石。シベリアのキンバーライト中の捕獲岩として産出。N.V.Sobolev et al.(1966)はざくろ石の組成が,グロシュラーに限定されるとして,エクロジャイトと区別し,主成分grossular, pyroxene, distheneにちなみ命名。その後,ざくろ石はグロシュラーからパイロープにわたることがわかり,らん晶石エクロジャイトの特殊なものと考えられる。Naの化学ポテンシャルが高いとグロシュラーとパイロープの不混和域が増大し,グロスピダイトが生ずる。参考文献:N.V.Sobolev et al. (1968) J.Petr.,Vol.9
執筆者:黒田 吉益
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

