普及版 字通 「ケイ・とおい・はるか」の読み・字形・画数・意味
8画
[字訓] とおい・はるか
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(けい)。に迥遠(けいえん)(はるか)の意があり、地には、水にはという。〔説文〕十一上に「滄(つめ)たきなり」、〔広雅、釈詁四〕に「きなり」と訓する。〔詩、大雅、酌〕に「(とほ)く彼の行潦(かうらう)(小流)に(く)み 彼にみて(ここ)にぐ」とあって、遠く聖水をむことを歌う。寒冷の意は、清冷の水から導かれたものであろう。
[訓義]
1. とおい。
2. 水が深く広い。
3. 水が冷たい、さむい。
[語系]
・迥hyuengは冂・kyuengと声義近く、みな迥遠の意がある。
[熟語]
▶・酌▶
[下接語]
截
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報