清冷(読み)セイレイ

デジタル大辞泉 「清冷」の意味・読み・例文・類語

せい‐れい【清冷】

清くつめたいこと。澄んでひややかなこと。
「―氷の如き井水」〈蘆花自然と人生
[類語]冷たい冷やっこい冷ややか冷涼寒冷凜冽りんれつ清冽冷え冷えひんやりひやり身を切るようきんきん冷や冷や冷や冷温清涼

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精選版 日本国語大辞典 「清冷」の意味・読み・例文・類語

せい‐れい【清冷】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 清くひややかなこと。また、清らかで、汚れのないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「頼君清冷粛浮埃、遮莫呵々甚口猜」(出典菅家文草(900頃)二・予作詩情怨之後、再得菅著作長句二篇)
    2. 「清冷(セイレイ)氷の如き井水あり」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉写生帖)
    3. [その他の文献]〔王褒‐洞簫賦〕

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普及版 字通 「清冷」の読み・字形・画数・意味

【清冷】せいれい

清くすき透る。晋・張協七命〕天は冷にして霞無く、野は曠にして塵無し、重岫に臨んで轡(たづな)を攬(と)り、石室みて輪を迴(めぐ)らす。

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