普及版 字通 「ケイ・とどまる」の読み・字形・画数・意味
5画
[字訓] とどまる
[説文解字]
[字形] 象形
曲頭の木の形。〔説文〕六下に「木の曲頭、止まりて上ること能はざるなり」と稽止の意とするが、その木はいわゆる両禾(りようか)軍門、神聖を迎えるために立てる華表の原形を示す表木の形である。これに犠牲の犬をぐことを(けい)といい、そこに祝して神霊を迎えることを稽という。稽に詣(いた)る意と稽首・稽留の意がある。軍門で旌表を行うことを(暦)といい、(れき)はもと両禾に従う形であった。は柱頭に横木を挿した形。のち華表というのは、の古音から転じたものであろうと思われる。
[訓義]
1. 両禾軍門の表木。
2. とどまる。
[部首]
〔説文〕に木名とする二字を属するが、用例をみない字である。次条に稽があり、旨(し)声とするが、旨は詣(けい)の省文。に稽留、詣に参詣・稽首の意がある。休・・・・(歴)などは、もとに従う字であった。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報