現代外国人名録2016 「ケー・スンヒ」の解説
ケー・スンヒ
桂 順姫
Kye Sun-hi
- 職業・肩書
- 柔道コーチ,元柔道選手 アトランタ五輪柔道女子48キロ級金メダリスト
- 国籍
- 北朝鮮
- 生年月日
- 1979年8月2日
- 出身地
- 平壌
- 学歴
- 平壌体育大学
- 経歴
- 父親は新聞記者、母親は教員という家庭に育つ。10歳で柔道を始め、13歳の時国内大会の48キロ級で優勝。1996年国内大会では48キロ級と無差別級で優勝。同年アトランタ五輪女子48キロ級で国際舞台に初登場、全くの無名選手だったが優勝候補の田村亮子(現姓・谷)を下し、金メダルを獲得。16歳での金メダルは五輪柔道史上最年少で、“柔道史上最大の番狂わせ”といわれた。’98年バンコク・アジア大会52キロ級金メダル。2000年シドニー五輪は52キロ級で銅メダルを獲得。2001年世界選手権ミュンヘン大会52キロ級で金メダル。2003年の世界選手権大阪大会では57キロ級で金メダルを獲得し、男女を通じて史上初の3階級制覇を達成。2004年アテネ五輪では57キロ級で銀メダル。2005年世界選手権カイロ大会57キロ級金メダル、2007年同リオデジャネイロ大会で2連覇。2008年北京五輪57キロ級は2回戦敗退。左内股を得意とした。この間、2006年別の体育団の柔道監督と結婚。母国では“労働英雄”“人民体育人”の称号を持つ国民的ヒロインで、2010年現役引退後は、夫とともに牡丹峰体育団のコーチを務める。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報