20世紀西洋人名事典 「ケースヴァン・バーレン」の解説
ケース ヴァン・バーレン
Kees Van Baaren
1906 - 1970
作曲家。
オランダ東部のドイツ国境に近いエンスヘデ生まれ。
フリードリヒ・コッホ、ペイパーらに師事する。アムステルダム高等音楽学校、ユトレヒト音楽院を経て、ハーグの王立音楽院の教授を務める。初め、フランス印象派音楽の影響を受ける。そして、新古典主義的傾向を強め、ウィーン12音楽派の感化を受ける。その後、ポスト・ウェーベルンのスタイルに近づき、簡潔で点描ふうの作品へ移行し、セリエルな技法に成熟の度を加えていった。作品に、「オーケストラのためのムジカ」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報