ゲンツェン(その他表記)Gentzen, Gerhard Karl Erich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲンツェン」の意味・わかりやすい解説

ゲンツェン
Gentzen, Gerhard Karl Erich

[生]1909.11.24. グライフスワルト
[没]1945.8.4. プラハ
ドイツの数学者。幼少から才能を発揮し,数学者になると決意していた。グライフスワルト大学,ゲッティンゲン大学ケーニヒスベルク大学に学び,P.ベルナイス,C.カラテオドリ,R.クーラント,D.ヒルベルト,E.ランダウ,H.ワイルなどの講義を聞く。最後にゲッティンゲン大学に戻り,ワイルのもとで研究。 1934年ゲッティンゲン大学でヒルベルトの助手。 39年より兵役に服した (第2次世界大戦) が,2年後に病気になり,陸軍病院に3ヵ月入院療養。病気回復ののち,ゲッティンゲン大学に復帰。 43年プラハ大学講師となったが,45年5月,大学の他の同僚とともに官憲に抑留され,3ヵ月後,敗戦の混乱のうちに栄養失調で死去した。重要な論文のほとんどは,ヒルベルトの助手時代に書かれた。なかでも 36年の自然数論の無矛盾性の証明は,ヒルベルトの第2問題を解決したもので,数学史上不朽のものである。死ぬ数日前に,解析学の無矛盾性を証明できると言ったと伝えられるが,解析学の無矛盾性については,今日なお満足すべき結果は得られていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む