20世紀西洋人名事典 の解説
ゲンナディ ロジェストベンスキー
Gennady Nikolaevich Rozhdestvensky
1931.5.4 -
指揮者。
元・国立モスクワ放送交響楽団音楽監督,元・同首席指揮者。
モスクワ生まれ。
八歳でモスクワのグネシン記念音楽学校ピアノ科に入学し、その後父に指揮法を学ぶ。1956年ボリショイ劇場の指揮者を始めとして、レニングラード・フィル、ボリショイ劇場、ストックホルム、BBC交響楽団などで首席指揮者を歴任、’79年読売日本交響楽団でも客演した。レコードではチャイコフスキーの三大バレエが代表作。’59年ロシア共和国功労芸術家称号を得ている。卓越した指揮技法及び広汎なレパートリーを持ち、色彩豊かでダイナミックな演奏を得意とした。父は高名な指揮者ニコライ・アノーソフで、混同を避けるために母方の姓を名乗る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報