ゲートアレイ(その他表記)gate array

デジタル大辞泉 「ゲートアレイ」の意味・読み・例文・類語

ゲート‐アレイ(gate array)

300~2万個のトランジスタ基本回路を行列状に規則的かつ固定して配置したチップ。この種のチップで、行列状基本回路の配線レイアウト別途設計することにより、異なった機能を果たす各種ロジックLSIを容易に設計・製作することが可能になる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲートアレイ」の意味・わかりやすい解説

ゲートアレイ
gate array

セミカスタム LSIの一種論理回路を構成するトランジスタの基本回路を半導体基板上に規則的に配列しておき,これにユーザーの要求する回路ごとに設計した配線パターンを形成することにより LSIとして仕上げる。フリップロップなどの基本回路はあらかじめ設計してライブラリーに登録しておき,これを自動配線形成する。標準セル方式と違う点は,マクロセルの配置場所と配線可能な場所が決まっていることである。最近では,多層配線技術の進歩により,ゲートしきつめ型のゲートアレイ SOG (シーオブゲート) も開発されている。これは配線領域が可変であり,マクロセル形状が自由にとれるため,メモリなどを内蔵する LSIに適している。

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