別途(読み)ベット

精選版 日本国語大辞典 「別途」の意味・読み・例文・類語

べっ‐と【別途】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほかの道。他方の道。〔徐陵‐隴頭水楽府〕
  3. 別の方面。ほかの方法。別の範疇(はんちゅう)。また、別の使い方。副詞的にも用いて、別に。他に。
    1. [初出の実例]「但ペン、インキ等相用候節は、別途買上相渡可申事」(出典:東京日日新聞‐明治七年(1874)七月二日)
    2. 「学者と町人とは丸で別途(ベット)人間であって」(出典野分(1907)〈夏目漱石〉一一)
    3. [その他の文献]〔法華文句記‐二・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「別途」の読み・字形・画数・意味

【別途】べつと

別の方法。

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