最新 地学事典 の解説
コイグニンブライトアッシュ
coignimbrite ash
火砕流とほぼ同時に生成した降下テフラ。総量が100km3を超すような大規模な火砕流噴火の場合には,多くの場合,大量の細粒テフラが大気中に放出され,降下テフラを形成する。これが広域テフラの主要部分をなすこと,火砕流堆積物に匹敵する体積をもつことは,町田洋ほか(1976)とSparks et al.(1977)によって注目された。その生産源としては,巨大な噴煙柱の上部,流動する火砕流の上面,水中に流入した火砕流の二次爆発などが考えられる。最近の観察では中小規模の火砕流でも降下テフラが認められている。参考文献:町田洋ほか(1976) 科学,Vol.46
執筆者:町田 洋
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

