こいぬ(小犬)座(読み)こいぬざ

改訂新版 世界大百科事典 「こいぬ(小犬)座」の意味・わかりやすい解説

こいぬ(小犬)座 (こいぬざ)
Canis Minor

略号CMi。冬の夜空を飾り,天の川をはさんでおおいぬ座と向かい合う小星座。α星は光度0.4等,スペクトル型F5の星で,周期41年の実視連星系。伴星は光度10.3等で白色矮星(わいせい)である。その固有名プロキオンギリシア語で犬の前にという意味で,おおいぬ座の輝星シリウスに先だって東の地平線を昇るのでこの名がある。β星は光度3.0等で,ゴメイザ(涙ぐむもの),あるいはムルジム(先行するもの)の固有名がある。概略位置は赤経7h30m,赤緯+6°。午後8時の南中は3月中旬である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「こいぬ(小犬)座」の意味・わかりやすい解説

こいぬ(小犬)座【こいぬざ】

3月上旬の夕方,南の中天に見える星座。α星はプロキオン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android