中天(読み)チュウテン

デジタル大辞泉 「中天」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「中天」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐てん【中天】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 天のまんなか。天の中心。天心。
      1. [初出の実例]「朝は日が出、昼は中天にあり、夕は日入てぬるぞ」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)一)
    2. なかぞら。空中。中空。
      1. [初出の実例]「煙は中天にみちみち、ほのほは虚空にひまもなし」(出典:平家物語(13C前)五)
      2. [その他の文献]〔韋応物‐観早朝詩〕
    3. 天下。宇内。
  2. [ 2 ]ちゅうてんじく(中天竺)」の略。

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普及版 字通 「中天」の読み・字形・画数・意味

【中天】ちゆうてん

大空。

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