普及版 字通 「コウ・なげく」の読み・字形・画数・意味
7画
[字訓] なげく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は亢(こう)。亢は頏(のど)の象形。亢直の意がある。〔説文〕十下に「するなり」(段注本)とあり、心に不平を抱いて慨くこと。次条に「はするなり。壯士志を得ざるなり」とみえる。反抗・抵抗の意を含む。
[訓義]
1. なげく、いきどおる。
2. 心たかぶる、あなどる。
3. 慷と通用する。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マコト・ソムク 〔字鏡〕 ツネム・ソム(ク)・マコト・ナム
[語系]
・抗・慷khangは同声。扞hanも声近く、相抗する心意よりして慷慨の気を生ずるのである。
[熟語]
愾▶・慨▶・▶・慷▶・辞▶・爽▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報