コ・かれる

普及版 字通 「コ・かれる」の読み・字形・画数・意味


9画

[字音]
[字訓] かれる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は古(こ)。古に久・旧の意があり、生気を失ったものをいう。〔説文〕四下に「枯るるなり」とあり、〔説文〕六上に「枯は槁(か)るるなり」とみえる。槁字の従う高は、枯骨の象。草木枯槁といい、人にはという。

[訓義]
1. かれる。
2. しぬ、ころす。

[古辞書の訓]
名義抄 アキナフ・カケタリ 〔字鏡集〕 カケタリ・ソコナフ・カカルナリ・アキナフ

[語系]
・枯khaは同声。槁khも声義が近い。涸hak、(渇)khat、竭giatも同系。みな涸渇竭尽の意がある。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コ・かれる」の意味・わかりやすい解説

コカレル
Cockerell, Charles Robert

[生]1788.4.28. ロンドン
[没]1863.9.17. ロンドン
イギリスの建築家。考古学者としても有名。父サミュエル・コカレル (1754~1827) および R.スマークのもとで建築を学び,1810年より6年間ギリシア,小アジア,イタリアで過した。その間数々の発掘に参加し,また古代建築を調査研究した。ギリシアのアエギナおよびフィガレイアの大理石彫刻の発見が最も有名。 36年ロイヤル・アカデミー会員。 40年ロイヤル・アカデミー建築学教授となり,ロイヤル英国建築研究所の初代所長。彼の設計する建築は,イギリスのバロック建築の伝統にギリシア・ローマの古典建築の要素を折衷させた新しい様式を生み,ジョージ王朝時代のイギリス建築に新鮮な刺激をもたらした。作品は,ケンブリッジ大学図書館 (29~40) ,オックスフォードアシュモール博物館 (41~45) 。ケンブリッジのフィッツウィリアム美術館,リバプールのセント・ジョージズ・ホール (51~54) やイングランド銀行増改築 (48~50) など。

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