コタルニン

化学辞典 第2版 「コタルニン」の解説

コタルニン
コタルニン
cotarnine

C12H15NO4(237.25).ナルコチン(アヘンアルカロイド)の希硝酸酸化によって得られる.融点132 ℃.2種類の互変異性形をもち,結晶状態ではカルビノールアミン形,水性の溶媒中では塩の形で存在する.これらの関係は,ヒドラスチニンの場合と同様である.塩酸塩,フタル酸塩を止血薬,子宮鎮痛薬として用いる.[CAS 82-54-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android