化学辞典 第2版 「コタルニン」の解説
コタルニン
コタルニン
cotarnine
C12H15NO4(237.25).ナルコチン(アヘンアルカロイド)の希硝酸酸化によって得られる.融点132 ℃.2種類の互変異性形をもち,結晶状態ではカルビノールアミン形,水性の溶媒中では塩の形で存在する.これらの関係は,ヒドラスチニンの場合と同様である.塩酸塩,フタル酸塩を止血薬,子宮鎮痛薬として用いる.[CAS 82-54-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報