日本の自動車技術240選 の解説
コモンレールECD-U2
製作(製造)年1995
製作者(社)(株)デンソー
資料の種類量産品
現状使用中・公開
会社名(株)デンソー
搭載車種日野ライジングレンジャー
製作開始年1995
設計者伊藤昇平
エピソード・話題性デンソーで始めて実用化されたコモンレールは、その圧倒的な有意性により、Bosch社が後追いで、乗用車に展開始めた。
特徴コモンレールにより、欧州では、ディーゼルエンジンが大きく様変わりし、高速時の加速性により、ガソリンエンジンよりもユーザーに人気は高い。
参考文献(1)エンジンテクノロジーVol.No.4 P46, September 1999(2)自動車技術会秋季大会学術講演会論文集「コモンレールシステムによる性能・排ガスの改善」 1997(3)第14回内燃機間シンポジウム講演論文集「パイロット噴射による実用燃費の向上」 1997
その他事項通称名:ECD-U2;構造方式手段方法等:コモンレールは、サプライポンプにて生成した高圧燃料をパイプを経てレール(蓄圧室)に蓄え、インジェクタ内の電磁弁によってノズル背圧を制御し噴射の開始と終了を決める電子制御式ディーゼル燃料噴射システムである。;機能作用等:回転速度に依存しない最大135MPaまでの噴射圧力制御、ノズルリフトを直接制御して噴射率制御することにより通常噴射のみならず、多段噴射(例えばパイロット噴射)が可能となり、燃料噴射圧、噴射量、噴射時期の完全独立電子制御が可能となる。;効果:ディーゼルエンジン固有の黒煙の低減、Noxの抑制、燃焼音・振動の低減ができるだけでなく、始動性、燃費、ドライバビリティも改善される。;
出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報