コリマ州(読み)コリマ(その他表記)Colima

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コリマ州」の意味・わかりやすい解説

コリマ〔州〕
コリマ
Colima

メキシコ南西部,太平洋に面する州。約 700km西の洋上にあるレビヤヒヘド諸島を含む。州都コリマ。メキシコの最も小さい州の一つで,南西部の狭い海岸平野を除くと,全域が西マドレ山脈の南の延長をなす山地から成る。アルメリア,コアワヤナ両川の流域に属し,両水系とも広く灌漑に利用されている。気候は高温多雨であるが,標高の高い山地斜面では比較的乾燥し,しのぎやすくなる。土壌は全般的に肥沃で,農業が主産業。主要作物はサトウキビイネトウモロコシヤシ,コーヒーなど。山地では牧畜が重要。鉄,銅,鉛などの鉱床があり,沿岸のクユトラン潟湖付近では製塩が行われる。交通の便が悪く,長い間メキシコ中心部との連絡が困難であったため発展が遅れていたが,現在メキシコ市からグアダラハラを経て,太平洋岸の港マンサニヨまで鉄道と道路が通じている。面積 5191km2。人口 42万 4656 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む