レビヤヒヘド諸島(読み)レビヤヒヘドしょとう(その他表記)Archipiélago de Revillagigedo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レビヤヒヘド諸島」の意味・わかりやすい解説

レビヤヒヘド諸島
レビヤヒヘドしょとう
Archipiélago de Revillagigedo

メキシコ中部西岸沖,太平洋上にある島嶼群。コリマ州に属し,同州沿岸の主要港マンサニヨから約 700km西,またバハカリフォルニア半島先端から約 500km南南西に位置するソコロ島を中心に,広範囲にわたって散在する火山島,岩礁からなる。総面積約 830km2。ソコロ島のほかおもな島は,その北約 64kmのサンベネディクト島,西約 100kmのロカパルティーダ島,同じく西約 400kmのクラリオン島。硫黄グアノ(海鳥糞堆積),魚類などの天然資源がある。最大の島ソコロ島は面積 132km2,最高点は 1130mで,長く無人島であったが,1957年に開拓基地が建設され,果樹や木材用の樹種が植林された。このとき島には約 8000頭のヒツジがいたが,これは 1800年代中頃に短期間この島に入植したオーストラリア人が残したヒツジが繁殖したものと考えられる。2016年,主要 4島と周辺海域世界遺産の自然遺産に登録された。

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改訂新版 世界大百科事典 「レビヤヒヘド諸島」の意味・わかりやすい解説

レビヤ・ヒヘド[諸島]
Islas Revilla Gigedo

カリフォルニア半島の南にある北太平洋上のメキシコ領の無人の火山性諸島。総面積約830km2。東から西へ,サン・ベネディクト島,ソコロ島,ロカ・パルティーダ島,クラリオン島と450kmにわたって連なる。最大のソコロ島は面積170km2。カリフォルニア半島の南450kmにある。ソコロ島,クラリオン島には樹木が生育する。付近は好漁場であり,航海上の目印ともなっている。
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