コンサルビ(その他表記)Consalvi, Ercole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンサルビ」の意味・わかりやすい解説

コンサルビ
Consalvi, Ercole

[生]1757.6.8. ローマ
[没]1824.1.24. アンツィオ
イタリアの枢機卿。 1800年のコンクラーベ (教皇選挙会議) でピウス7世選出に尽力し,その功を認められて枢機卿ならびに教皇領首相に登用された。 01年ナポレオン1世との宗教協約の締結にあたったが,のちナポレオンの不興を買って追放された。ナポレオン没落後,列強との交渉で教皇領の全面復興を認めさせ,みずからも再び首相の地位に戻って教皇領の内政改革に努めた。 23年の新教皇レオ 12世の即位と保守勢力の台頭によって失脚した。

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