コンスタンティヌス2世(英語表記)Constantinus Ⅱ, Flavius Claudius

改訂新版 世界大百科事典 「コンスタンティヌス2世」の意味・わかりやすい解説

コンスタンティヌス[2世]
Constantinus Ⅱ, Flavius Claudius
生没年:317-340

ローマ皇帝在位,副帝317-337年,正帝337-340年。コンスタンティヌス1世の第2子だが,おそらく母は妾だったらしい。生後すぐに副帝とされ,337年からは正帝の一人としてブリタニア,ガリア,ヒスパニアを支配。弟コンスタンスと対立し,イタリアアフリカ領土として要求,イタリアに侵入したが敗れ,〈公敵〉との汚名をうけてアクイレイアで殺された。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコンスタンティヌス2世の言及

【コンスタンス】より

…在位,副帝333‐337年,正帝337‐350年。コンスタンティヌス1世の第4子。コンスタンティノポリスでギリシア,ラテンの教育をうけ,父帝死後兄弟と共に正帝としてイタリア,アフリカなどを統治。…

※「コンスタンティヌス2世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android