こんだ(読み)コンダ

デジタル大辞泉 「こんだ」の意味・読み・例文・類語

こん‐だ

[連語]《「み込んだ」の略》わかった。承知した。
「内証花車に吹き込めば、―とばかり」〈浄・寿の門松

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「こんだ」の意味・読み・例文・類語

こん‐だ

  1. 〘 連語 〙 ( 「呑み込んだ」の略 ) 心得た。わかった。承知した。→込む[ 二 ]
    1. [初出の実例]「内証くしゃに吹こめば、こんだと斗(ばかり)与次兵衛小袖をかりのなん与平」(出典浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)上)

こん‐だ

  1. 〘 連語 〙 「こと(事)だ」の変化した語。
    1. [初出の実例]「まっひるなかでもふきにくるこんだは」(出典:歌舞伎・いとなみ六方(1674頃))

こん‐だ

  1. 〘 名詞 〙 「こんど(今度)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「こんだからかしてやるなと鍋を捨」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)初)

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世界大百科事典(旧版)内のこんだの言及

【アーンドラ・プラデーシュ[州]】より

…その背後にはデカン高原が,北部では約300km,南部では150kmの幅で西の州境部まで広がっている。そこは標高300~600mのゆるやかに起伏する準平原状高原で,所々に花コウ岩の巨岩を戴くコンダkondaとよばれる残丘がそびえる。中央部は花コウ岩の風化したやせた赤色土が広がるが,北端部や諸河川の谷底平野にはデカン・トラップDeccan Trapの黒色土が分布する。…

※「こんだ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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