コンデデービッド(英語表記)Conde David W.W.

20世紀日本人名事典 「コンデデービッド」の解説

コンデ デービッド
Conde David W.W.

07のジャーナリスト 元・GHQ民間情報教育局(CIE)映画演劇課長。



国籍
アメリカ

生年
1906年7月18日

没年
1981年4月23日

出生地
オンタリオ州(カナダ)

経歴
16世紀フランスのユグノー戦争の英雄コンデ公の子孫としてカナダに生まれる。幼時カリフォルニアに移住し米国民となり、独学で日本問題を研究した。太平洋戦争中は米軍マッカーサー司令部心理作戦課で対日宣伝に従事する。戦後GHQ民間情報教育局(CIE)の映画演劇課長となり、チャンバラ映画の追放や軍国主義撤廃をテーマとした「日本の悲劇」(日映)の製作を奨励するなど、日本映画の民主化を推進する。’46年6月GHQの右傾化に反対して辞職。ロイター通信社東京特派員となったが、’47年GHQの検閲政策を批判して国外退去処分を受け帰国した。’64年「カナディアン・フォーラム」誌特派員として再来日した。著書に「アメリカはどこへいく」「アメリカの夢は終った」「絶望のアメリカ」「朝鮮戦争の歴史」「CIA黒書」「アメリカ・日本―アジアの枢軸」など多数がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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