コンピュータソフトウェア倫理機構(読み)こんぴゅーたそふとうぇありんりきこう

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

コンピュータソフトウェア倫理機構
こんぴゅーたそふとうぇありんりきこう

日本のコンピュータ・ソフトウェア関連事業者が集まり、ゲームソフトの倫理的な規制審査を行っている業界団体。英語名はEthics Organization of Computer Software、略称EOCSで、ソフ倫ともよばれる。事務局は東京都港区浜松町。2013年(平成25)5月時点で、正会員204社、賛助会員35社。1992年(平成4)に日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(現、コンピュータソフトウェア協会)の働きかけを受けてソフトウェアメーカーの有志によって設立され、同年、ソフトウェア倫理規程を策定した。2009年に一般社団法人として認可を受け、2012年に著作権関係信頼性確認団体(著作権等に関する専門的な知識と実績をもち、所定手続に基づき認定された法人)に認定された。同団体による審査は法的な拘束力をもたない自主規制にとどまるが、審査を受けないゲームソフトは販売しないように全国の流通事業者へ通達がなされ、事実上の販売規制を行う審査団体として活動している。審査区分(レーティング)には、18歳未満者への販売禁止ソフト作品(18禁作品)、一般ソフト作品(15歳以上推奨作品)、一般ソフト作品(12歳以上推奨作品)、一般ソフト作品、一般ソフト作品制限つき(R指定作品、15歳以上に対象限定)の5種類があり、審査を受けた作品は審査区分に応じたシールが貼られたうえで販売される。

[編集部]

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ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

コンピュータソフトウェア倫理機構

ゲームソフトの倫理的規制および審査を行う業界団体。ソフ倫やEOCSとも呼ばれる。審査基準には、「18歳未満者販売禁止」「15歳未満者販売禁止」「一般作品」の3種類あり、その審査基準に応じたシールが貼られて販売される。この団体による審査に法的効力はないが、審査を通さないゲームソフトは販売しないように流通業者に通達している。

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