普及版 字通 「ゴウ・あなどる・つよい」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] あなどる・つよい
[説文解字]
[その他]
[字形] 象形
(しゆ)は大きな頭。下部はその手足を垂れている形。〔説文〕十下に「(あなど)るなり」とあり、傲と声義が近い。〔書、皋陶〕に「丹朱(尭の子)、(おご)る」とみえる。敖は長髪の架屍(かし)を殴(う)って、敵に傲(おご)る呪儀を示す字である。が声義において敖に近いとすれば、もそのような呪儀と関係のある字であろう。その手足を垂れる形は、死屍を祭梟(さいきよう)(首祭)とするものであろうかと思われる。
[訓義]
1. あなどる、おごる、つよい、多力。
[語系]
・敖・傲・遨ngは同声。〔説文〕に「は讀みて傲の(ごと)くす」とあり、これらはみな声義の近い語である。
[熟語]
兀▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報